第1部：奇跡の昭和ゴール！
TOは11時12分。直後に、な、なんと､バッグのベルトがなぜかねじれたままカラビナにかかっていた。

おー、のー！！んー、トップランするか？パラロードか？それともTOか?悩んで吹き抜け前をウロウロ。

理由は違ったが、同じくどこにトップランするかで悩んでいたのが約1名いたようで。
何とか、外して掛け直しOK。で､気合入れてみるが､パラロード前はイマイチ。きちんとしたサーマルでない。
お､ナワさんがTO前の尾根先で上げて行く。お､俺も！ってことで､辿り着く手前からリフトがだんだん法華の太鼓。

よーし、そのまま！で回しながら上げて流す。見た目は＋３百くらいか、と思っていると、高度計は何と＋５百以上。

空気がきれいなんでしょうか、ね｡この時すでに龍ちゃんは田谷沢上空で上昇中。追って絡んで上げきる。

ちょうど千３百米。ところが､一瞬西側の本山を見てしまい、速度40km。龍ちゃんは45ｋｍ。んー､この差は大きかった｡

高度も俺より約90米高い。これはかなり差がつくな、と思っていたら、予想以上に差がついてしまった。

結果、昭和ゴール手前のサーマルに龍ちゃんがあたる時には約１ｋｍうしろ､高度差は１１０ｍに開いてしまった。

龍ちゃんは、そのまま上昇し､俺はゴールまで2．7km残して高度280ｍ。んー､届かないか？ってとこでした。

ま､最悪追い風のまま田圃にサクっと刺さればゴールだけは確保、でしたが、Ｌ/Ｄが10では、かなり厳しい。

で､お祈り！！残り990mで高度187m。で､叫び！！届けーー。
直後に少しリフトが。さらにリフトが。お、し、しかし､サーマルはゴールの西側を上がりそう。おー､困るーー｡

ゴールだけは確保しないと。も少し上がれーー。
で、340mで無理くりシリンダ側に寄せて､ゴール確保。
ちょうどお昼。この時、龍ちゃんは１．１ｋｍ南の上空1,352ｍ。はい､第1部終了。画像はどちらも龍サマ！
脇本からのスタート直後です。
くそ！あんなに高く上がってしまってヨ。
ｵﾏｹの独り言：バッグのベルトがアクセルコードを巻いていたので、俺はアクセル踏めず。チャンチャン！！

第2部昭和ゴールから奇跡的大復活XC
ゴールはとりあえず確保しました。んで、上がればそのまま行くけども、どーやってあげるかなーー、と少々思案する。上がらねば、こごさ降りるが、って思いながら、なんとか上昇は続けることにした。結構上がりが良くなり、これは龍ちゃんの追っかけができるかな、と思いながら上げきることにした。
出戸浜海水浴場の東側で千3百米近くなり、ま､何とか格好はついた。が､追っかけ相手の龍ちゃんが見当たらない。ストーカーではないんだが､姿が見えないってのも､やや不安。というか､目標となるものがないと、やはり､気が抜けるような感じ。確か、この時、｢どごさ居だがなー？｣って聞いたような気がする。んで､｢小泉潟の上｣って言ってたかな？GPSログだと､距離は４ｋｍも離れてますね。はー、これでは目視では見つからないはずです｡俺は視力良くないので、眼鏡かけてもなー。ぽちっと見えるかどうかってとこでしょ。まして､こっちは雲底につけて、さて、どうやって先へ行くかなー、って思案中の身で､その上、太平山の前岳がチラチラ目に入って悩ましい。ホントはここで頭ひねってジックリ考えるとこなんでしょうけど､高所バカになってるから､ただ前進！ってことしか思い浮かばないんだなー。
で、とりあえず小泉潟公園を目指すことにする。おー､横から見るのと上から見るのでは、雲泥の差？って表現でいいのかなー｡月とすっぽん、の方が妥当か。あ、ちなみに写真はありましぇーーん。んで､またも追っかけ気分で｢龍さま～～！小泉潟公園ほぼ上空で1,250m｣ってさかんでみたら、確か｢北インター｣って聞こえたと思うんですが。距離にして6km以上あるんですねー。GPSのログでは。ま、んだば､俺も北インターさ向かうべ！で､南東方向へ進み、変電所上空で９百米ほど｡その先はリフトがほとんどなく､北インターを過ぎたところで若干あったものの粘れず、12時37分LDでした｡
初の南方向でした｡昭和ゴールのほぼ2倍来ました｡疲れました。んだども､気分は最高でした｡画像は太平山方向と､森吉山方向と、北インター250米上空。ちなみに反省会は慎ましく、コミっとやらせていただきました。